空き家管理で資産を守ろう

代表取締役
日本各地で深刻化している空き家問題は、地域社会全体に影響を及ぼす重要な課題となっています。人口減少や高齢化、相続問題などを背景に適切に管理されない空き家は、増加の一途をたどっています。
こうした中で、不動産会社が果たす役割について、空き家管理サービスを手がける『まつお不動産株式会社』の松尾実さんに話を聞きました。

こうした中で、不動産会社が果たす役割について、空き家管理サービスを手がける『まつお不動産株式会社』の松尾実さんに話を聞きました。
ご存知ですか?空き家放置のリスク
「空き家」の放置は、防犯・防災の観点からも大きなリスクを伴います。老朽化した建物は倒壊の危険があり、不審者の侵入や火災の原因にもなります。また、景観の悪化が地域の価値を下げ、周辺住民の生活環境にも悪影響を及ぼします。費用面でも「空き家」をそのまま放置すれば、固定資産税が最大6倍程度上がる可能性や、撤去命令に従わない場合の罰金、最終的には行政代執行による強制解体と費用請求のリスクなどもあります。
このような問題を解決するためには、専門知識を持つ不動産会社のサービスが役立ちます。最近は、空き家管理に特化したサービスを提供する不動産会社が少しずつ増えていますが、熊本県内ではまだ少ないのが現状です。不動産会社が行う「空き家管理」は、主に空き家の現状調査や定期的な見回り、清掃・管理業務がメインになります。このサービスは、遠方に住む空き家の所有者にとっては大きな支えとなっています。庭木の手入れや郵便物の整理といった細やかな対応により、空き家の劣化を防ぎ、近隣への配慮なども実現するからです。
まつお不動産では、熊本県内でいち早く「空き家管理サービス」をスタートし今年で10年目を迎えます。「ご両親が施設に入られる」「相続などで一時的に空き家になる」などの理由で、遠方のご家族から管理を依頼されるケースがほとんどです。空き家は「持っているだけ」で維持するのは、想像以上に難しいものです。人が住まない家は、わずか数ヶ月でも急速に劣化が進みます。日常的な維持に特化した“適切な管理”は、建物の価値を守るうえで非常に大きな意味を持ちます。私たちの「空き家管理サービス」は、月に一度の定期訪問による簡易清掃がメインです。このサービスの本質は「見た目をきれいにすること」ではなく、「劣化を防ぐこと」にあります。
例えば、室内にたまるホコリや虫を取り除くことで害虫の発生を抑え、建物内部の衛生環境を保ちます。また、床の掃き掃除や拭き掃除、玄関周りの清掃を行うことで、空き家であっても最低限の管理が行き届いている状態を維持できます。特に重要なのが、「通風・換気」と「水回りの通水」です。長期間締め切られた家は湿気がこもりやすく、カビの発生や木材の腐食を引き起こします。定期的に窓を開けて空気を入れ替えることで、こうした湿気トラブルを未然に防ぐことができ、水回りの通水を行うことで、排水管の乾燥による悪臭や劣化を防ぎ、設備の状態を良好に保つことができます。
これらは一見地味な作業ですが、建物の寿命に直結する非常に重要なポイントです。建物の価値を守り、ご家族の大切な財産を守るサービスだと言えるでしょう。
空き家管理サービスを利用しよう!
「空き家管理サービス」のもう一つの大きなメリットが「異常の早期発見」です。定期的に人の目が入ることで、害獣の侵入や不審者の形跡、外部からの損傷などをいち早く確認できます。空き家は人の気配がないことで狙われやすくなりますが、定期的な見回りがあるだけで抑止効果が働き、防犯面でも安心感が高まります。 重要なのは、「空き家管理サービス」がハウスクリーニングとは異なり「悪くならないように維持する」ことに価値があるという事です。コストを抑えながらも、将来的な大きな修繕費用や資産価値の低下を防ぐ、非常に合理的なサービスといえます。
地域密着型の不動産会社の使命としてスタートしたまつお不動産の「空き家管理サービス」は、当初、月額4500円という安価でスタートしました。今でも、私と妻の夫婦二人が担当し、物件の簡易清掃を行なっています。思い出の詰まった大切なご自宅を「維持」できるよう、毎月お客様のご自宅の状況を写真に撮り報告しています。お客様からお礼の言葉をいただく機会も多く、この仕事の必要性を感じています。「顔が見える安心感」と「良心的な価格設定」で、地域をよく知るからこその目配りが、お客様に喜ばれているのだと感じています。
「空き家」は放置すれば負担になりますが、適切に管理すれば「守れる資産」に変わります。月に一度のシンプルな管理でも、その積み重ねが建物の状態を大きく左右します。大切な住まいを次の世代へつなぐためにも、信頼できる管理サービスを活用することが、これからの空き家対策の鍵となるでしょう。地域の未来を守るために、空き家を「負の遺産」から「価値ある資源」へと転換する担い手として、不動産会社の役割は今後ますます大きくなっていくと感じています。
もし、身近で「空き家」問題について悩んだら、行政のサービスの窓口や、私たちのような専門の不動産会社へお気軽にご相談ください。
空き屋管理で得られる4つの安心

1.近隣とのトラブルを事前に回避できる

2.損害賠償責任を負う危険を回避できる

3.経済的負担を抑えられる




